8月9日は、長崎にとって特別な日です。
鳴北中学校でも、本日は久しぶりに全校生徒が登校し、皆で平和を祈りました。
平和集会は、オンライン形式で行いました。
平和集会は、人権・平和委員長の挨拶、校長講和に続き、人権平和委員による朗読や各学級から寄せられた「平和メッセージ」の紹介が行われました。
その後、各教室において、疑似喪失体験のアクティビティを行いました。
このアクティビティでは、生徒が自分が大切にしているものを次々になくしていくという疑似的な体験を行いました。
活動後、生徒たちはそれぞれの学級で感想を発表していました。
多くの生徒が、戦争によって失うものの多さを実感したり、大切なものを喪失した時に空虚感を抱いたりといった体験をとおして、二度と戦争をしてはならないという強い意識と平和な日々への感謝の気持ちを抱いたようでした。
その後、全校生徒で折った鶴をつなげて完成した千羽鶴の紹介、鳴北中学校平和宣言文の確認、そして最後に、全校生徒で「クスノキ」(作詞・作曲 福山雅治さん)を合唱して「11時2分」を迎えました。
★時津町立鳴北中学校 平和宣言文★
一、私たち一人ひとりが、被爆された方々の思いを大切に受け継ぎ、原爆の悲惨さを学び、未来に伝えていきます。
一、今、生きていること、命あることに感謝し、誰もが平等に生きる権利と大切にします。
一、人の痛みがわかる心を持ち、思いやりの輪を広げ、身のまわりから平和な未来を創っていきます。
この一日の重みと平和宣言文を心にとめ、私たちは前に進んでいきます。